幽玄な祭り~千灯明
9月25日、学問の神様として有名な太宰府天満宮で、天神さまの御神霊にささげられる神事「千灯明」が行われた。
お正月にはびっしり人で埋まる境内も、この時期の夕方はガラガラ。
秋の風情たっぷりの花車。
お参りを済ませたら、点灯式の行われる九州国立博物館前へ。長~いエスカレーターと動く歩道が続く博物館への通路は、未来都市のターミナルのよう。
宮司や巫女により、ろうそくに御神火が灯される。
ろうそくからろうそくへ御神火が受け継がれて、地元の子供たちが作ったオブジェも明るく輝きだす。 東日本の復興を願う文字も記されている。
博物館は、今日は夕方5時から入館無料。 4階の展示室で、縄文土器や勾玉などの発掘品を見て回った。夜の博物館はすごくミステリアス♪
館内は撮影NGだけど、エントランスに飾られた博多山笠の飾り山は撮影できた。
でかっ!
博物館を出ると、菅原道真公の生涯を物語る影絵芝居が上演されていた。
ろうそくの明かりが灯る道。
古式ゆかしい建物の廊下には、鯉と龍のオブジェ。柱が邪魔できれいに撮れなくて残念!
メインイベントの「悠久の舞」の舞台は、太鼓橋が掛かる心字池に設けられている。舞が始まると、明かりは舞台照明を残して一斉に消え、ろうそくの明かりのみとなる。
とても雅な舞。
一糸乱れぬ動きの美しさ!
最後に、ちょっと不思議な写真を1枚。踊っている巫女さんの上に、能面の若い女性に似た顔。その上に、苦しげな痩せた男性のような顔。…に見えるような見えないような。天満宮に祭られる菅原道真公は、非業の死を遂げて朝廷に祟りをなしたとされ、3大祟り神の一人とされている。ぞ~っ!
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